ブログ

  • 弊社試作品:9割そば②

    先日の新製品の試作の第二弾!!
    試作の連続です。前回の引き続きですが・・・。

    一般のお客様(たまにしか当社製品をご愛食頂いていないお客様、当社製品を当社以外で
    購入して顧客ではないお客様などなど・・・)からの一声。

    「そば粉の割合が多いと体にもいいでしょ?すごいおいしいでしょ?そば粉の割合が多いそばを製造して」
    また「そば粉の割合が多いのがおいしいそばだ」と断言されたり、アドバイスというよりも半ば強制のように
    言われまして・・・。

    その後も打ち合わせと何度か試作に挑んでおります。

    今、最新のが「9割そば」が出来上がりました。
    以前の試作品より少し厚めを加えて、桧枝岐そばの平打ちのちょっぴり厚めに仕上げました!!

    前回試作した「9割そば」よりは美味しかったですが・・・
    「9割そば」でもこんな感じ?というのは残っており・・・。

    当社人気の桧枝岐そばとあまり触感も風味も変わらない⁈違うのは高配合のそば粉の量だけ⁈
    という感想です。

    私個人の一意見として・・・。
    今回も「そば粉が多いからおいしいとは限らないような・・・」というのが正直な意見です。

    (ちなみに私は、桧枝岐そば極太が一番おいしいと思っております。半生はやっぱり年越しです。)
    反抗的な意見で申し訳ございませんが、毎度毎度そばのうんちくを語る方は、
    皆さんそば粉の割合が多いとおいしいと必ずおっしゃりますので・・・。

    納得がいかず、試作して現段階で「これならいけるか⁈」と思った「9割そば」がこちら

    今回は温かくてもおいしさや食感を残しておきたいという思いでの試作品なので、温かくして食べました。
    シンプルにかけそばです。

    前回もお話ししましたが・・・。
    そば粉の挽き方や小麦粉の配合をうまく混ぜあわさり、その日の天候や気温、またこね具合や乾燥によって
    その製品の味の特徴が最大限になってこそ、そして毎回申し上げている「食べなれている」という事も含めて
    『これがうまい!!』になると感じました。

    またそばも奥の深い食品の一つですから、乾麺は乾麺の良さ、手打ちは手打ちの良さ、半生は半生の良さ、
    茹で麺は茹で麺の良さ、冷凍麺は冷凍麺の良さ、即席麺は即席麺の良さそれぞれの特徴を理解した上で
    召し上がって頂きたいと思います。領域を超えた過剰な要求は?探求とは違うと思いますが・・・。

    製品化にするか?どうするか?只今検討中!!!